超音波束線機

超音波束線機
超音波束線機
超音波束線機

1概要

カテゴリ
超音波応用技術
製品分類
超音波金属接合機 プレス付きモデル
アルミ線や銅線の直接接合やコンパクティングを行う専用機です。最大10sqまでの接合が可能で、直線及び並列方向での接合に対応しています。

2製品の特長

・最大10sqまでの接合が可能
・沈み込み制御による寸法管理が可能
・デジタルPLLによる周波数自動追尾制御
・デジタル定振幅制御による接合の安定性
・接合条件記憶や接合結果の保存

3製品詳細

リニアエンコーダによる沈み込み制御

分解能1 μmのリニアエンコーダを搭載し、より細やかな接合沈み込み量の数値管理が可能です。

デジタルPLLによる周波数自動追尾制御

高速・高性能なデジタル信号処理による発振周波数の自動追尾方式を採用し、安定で信頼性の高い発振制御を実現しています。

周波数サーチ機能

超音波ホーンや使用環境に合わせた最適な発振周波数を、発振器のパネル操作や外部信号により自動的に探索して設定します。また、発振開始の周波数を任意に設定することもできます。

多彩な接合モードの組み合わせ

時間、エネルギー、ピークパワー、沈み込みの単一もしくは組み合わせ制御(AND/OR制御)が可能です。

産業用ネットワーク対応可能

EtherNet/IPや、CC-Link IE、CC-Linkなどの産業用イーサネットモジュールをオプションで追加することが可能です。従来の外部I/Oも選択可能ですが、自動機との接続においてデータ通信規格の統一や大幅な省配線化に貢献します。

デジタル定振幅制御による接合の安定性

負荷時の超音波ホーンの振幅を一定に保つことにより、接合の安定性を向上させ、接合時間を短縮することができます。また、デジタル制御により振幅の挙動を調整する事も可能です。

多様な保護機能

様々な異常検出機能により、発振器と振動部ユニットを保護します。

デジタル・パラメータ設定によるメンテナンス

発振器内部のアナログ調整を排除することにより、迅速な保守サービスに対応します。

接合条件記憶や接合結果の保存

最大32通りの接合条件を発振器内部で記憶可能。また、接合結果は650万件以上の保存が可能です。

VFDによるユーザインターフェース

表示言語は日本語、英語、中国語に対応しています。

通信ポート

溶着管理ソフトウェアとの接続や、USBメモリを使用して溶着データの収集を行うことも可能です。

Bluetooth通信対応

スマートデバイスとの接続が可能。状態監視や接合条件の簡易設定を行うことができます。

アルミ線の直列接合や並列接合が可能です。
また、先端のコンパクティングに使用されます。

代表的なアプリケーション

■線材
ハーネス(アルミ線・銅線)

発振器 JⅡ1530M
発振周波数(kHz) 28.5
最大出力(W) 1500
電源入力(V) AC200~240(単相)
外形寸法W x D x H(mm) 370×420×150
質量(kg) 10
プレス 仕様
アンビル駆動方式 φ50エアシリンダ
アンビルストローク(mm) 最大15
サイドギャザー駆動方式 φ32エアシリンダ
サイドギャザーストローク(mm) 最大10 
冷却エアブロー 2か所(流量調整はレギュレータ圧にて可変)
供給エア ドライエア 
供給圧力範囲(MPa) 0.25 ~0.7(設定圧+0.1以上の供給圧が必要)
接合設定圧(MPa) 最大0.6
プレス加圧力(N) 500 ~1170
オープンハイト(mm)
外形寸法(WxD×H)(mm) 220 × 397× 227
質量(kg) 20 (振動部ユニットと工具ホーン含む)

※記載されている製品は、予告なく仕様・寸法が変更になる可能性がございます。

※イメージ図の為、実際の装置は型式により形状が異なります。