高周波ウェルダー KWシリーズ フットペダルモデル(双頭式プレス)

高周波ウェルダー KWシリーズ フットペダルモデル(双頭式プレス)

1概要

カテゴリ
高周波応用技術
製品分類
高周波ウェルダー
対面での二人交互作業が可能な双頭式の小型機足踏みタイプ。同一ライン上での作業が可能であり、省スペース化と効率化を両立できます。『トグル構造』を採用することにより、軽い足踏みで強弱の自由な加圧を実現しました。さらにエア補助のオプション対応も可能です。CISPR11に準拠した3kW、4kW機をラインアップ。ご要望に応じたカスタマイズも可能です。

2製品の特長

・双頭式による二人交互作業
・作業者の負担を軽減するトグル構造フットペダル
・外観、強度、気密に優れた溶着
・静音式超高感度スパーク防止装置
・CISPR11準拠機

3製品詳細

静音式超高感度スパーク防止装置付

当社が開発した特許に基づく画期的な方式では、スパーク発生の予兆を検知して発振を停止させることができます。これにより金型や定盤、製品の損傷を防ぎます。

生産カウンタ

生産数のカウントが可能です。

誤発振防止装置

指を挟んだ状態など、プレスストロークが溶着面から10㎜以上離れた状態では発振を開始せず事故を防止します。

発振器保護機能

発振器の定格を超えた電流が流れると発振を即座に停止し、発振器の故障を防ぎます。

総合通信局への届出も安心(CISPR11準拠)

高周波ウェルダーはCISPR11の対象製品です。使用(設置)に際しては、CISPR11で規定されている妨害電波に関する規格を満たす必要があります。装置自身で規格を満たすか、設置環境(シールドカーテン等)で満たす必要があります。当社の「高周波ウェルダー KWシリーズ」は国際規格CISPR11に準じており、安心してお使いいただけます。
CISPR(シスプル※)とはIEC(国際電気標準会議)の特別委員会のことで、無線障害を防ぐための妨害波に関する規格の略称です。
2020年6月11日より電磁放射妨害波の規制値が国際規格CISPR11の値に強化され、電源端子におけるラインノイズ規制(電波妨害波)が加わりました。
※ Comite international Special des Perturbations Radioelectriques

高周波ウェルダーは塩化ビニールなどの熱可塑性樹脂(誘電体)の加熱・溶着・溶断に使用されます。
浮き輪やゴム手袋、テントやトラックの幌など、シート状の樹脂を溶着する際に使用されています。自動車では、サンバイザーの表皮溶着や座席に貼られている警告シール(コーションラベル)の溶着に使用されており、医療機器では輸血バッグなどにも利用されています。
高周波の原理から、木材や接着剤の乾燥に利用されることもあります。

代表的なアプリケーション

■自動車
内装部品の表皮溶着・警告シール・カーペット
■医療
輸液バッグ・輸血バッグ・各種チューブ・サージカルガウン・腕帯
■日用品
テント・浮き輪・ワッペン・ビニール傘・ファイル関連・ランドセル・玩具

型式 KW-3002 KW-4002
発振器 出力(kW) 3 4
電源電圧(V) 200(三相)
入力(kVA) 5 6.5
周波数(MHz) 27.12
制御 同調回路 手動同調
制御方式 リレー制御
保護回路 静音式超高感度スパーク防止装置付
プレス 加圧方式 TRタイプ:足踏み TRAタイプ:足踏みエア補助
最大荷重(N) 1960 2450
上部電極寸法W×D(mm) 500×150 700×150
ストローク(mm) 40
定盤寸法W×D(mm) 700×300 800×450
作業面高さ(mm) 753
全体 装置寸法
W×D×H(mm)
TR(足踏み) 1655×1053×1220 1810×1168×1220
TRA(足踏みエア補助) 1655×1053×1250 1810×1168×1250
装置質量(kg) TR(足踏み) 270 305
TRA(足踏みエア補助) 275 325

※記載されている製品は、予告なく仕様・寸法が変更になる可能性がございます。

オプションパーツ

・メータリレー回路
・コモンベース
・ヒータ回路