共通機能
微細なワークに適した無振動な溶着を実現
瞬間加熱されたヒータチップの先端で直接樹脂を溶融でき、ワークに振動の影響を与えず、微細な加工が可能です。
位相制御方式での電流制御
SCRによる位相制御方式により、ヒータチップに流れる電流を細かく設定できます。
安定した溶着を可能にする多段加熱制御
加熱工程は「1次加熱-1次溶着-2次加熱-2次溶着」の設定が可能です。ワークに奪われる熱を各溶着工程で保持することにより、最後まで安定した溶着が可能となります。
後加熱設定により樹脂の食いつきや糸引きを抑制
ヒータチップ離脱時に再加熱することによって樹脂の食いつきや糸引きを防止します。離脱時の負担を軽減し、ヒータチップやワークの損傷を防ぐ効果もあります。
最小分解能0.01secの時間制御設定
マイコン搭載により、各工程は0.01秒単位での時間制御が可能です。
作業性のよい外部I/Oインターフェース
外部I/Oの接続にはスクリューレス端子台を採用し、配線作業の負担を軽減します。
TPH/TPH-Sタイプ
冷却機能標準搭載
冷却用のエア供給が可能な電磁弁を標準搭載。加熱工程に連動した冷却動作を可能としています。
ヒータホルダ部はハンドタイプと自動機搭載タイプを選択可能
TPH-Sタイプ
ヒータチップの温度制御
温度制御により繰り返し精度が向上し、溶着品質が安定します。日常メンテナンスの目安にもなります。
TPH-CSタイプ
トランス別体型で自動機設計の自由度が増します。
出力部を外付けとし、操作部と電力調整部のみで構成した分離型制御ユニットです。
超音波ウェルダーのような振動を与えることがないため、振動に弱い電子基板やLEDのカシメ溶着にも適しています。また、不織布やフィルムの溶着も可能です。ボスカシメ(リベッティング)や外周カシメ(スウェージング)、先端封止やシールなど用途は多彩です。
代表的なアプリケーション
■自動車
ランプ類・内装部品(ドアトリム・吸音材など)
■電機・電子
基板・LED・レンズ・トナーケース・インバーター
■包装・容器
アルミラミネート品・製袋(樹脂フィルム)