POINT
お客様に合わせた、一品一様のものづくり
超音波溶着は、発振器、振動部ユニットおよびプレス装置だけではなく、工具ホーンや治具までを含め、総合的に判断することにより最適な溶着・溶断・接合が実現します。当社は装置はもちろん、工具ホーンや治具も自社で設計・製作・加工を行っており、自社一貫体制をとっています。そのため製品設計の変更時も臨機応変に対応します。また、他社製装置に使用する工具ホーンや治具につきましてもご相談に乗ることが可能です。
ホーン製作例
ここからはホーン作成事例とその用途について説明します。特殊な形状のホーンをご紹介しますが、振動解析を行うことで、大型成形品の溶着に対応するための形状やカット・金属接合など用途に特化した形状での製作も可能となります。
ラムダホーン
半波長ホーンの組み合わせにより、伝達性を維持した上で大型成形品の溶着が可能です。1つの振動部で広い溶着面積に対応することが可能な為、従来超音波では対応不可能とされていたアプリケーションにもラムダなら成立する可能性があります。
多ホーン
複数の工具ホーン(超音波ホーン)と振動部のセットを配列することにより、大型ワークの溶着が可能となります。高い周波数の溶着機でも広い溶着面積の伝達溶着に対応することが可能です。
フードカット用ホーン(一体式)
食品向けでは、通常の刃では難しいケーキのような柔らかい食材から硬い冷凍食品まで、「圧倒的なカット性/綺麗な切断面/切りくず低減/食材付着低減」により品質と生産効率の向上に貢献します。その他ゴムカット等にも超音波の効果を大きく発揮します。
超音波カット用ホーン(先端刃交換式)
先端に取り付けた超硬刃を超音波振動させることにより、切りくずがほとんどなく、通常の刃物と比較して加工効率が大幅に向上します。
樹脂製品のトリミングや裁断などに効果を発揮します。
金属接合用工具ホーン
(金属接合用超音波ホーン)
超音波金属接合では、接合部に対し超音波振動を効率的に伝達させる必要があり、そのために工具ホーン(超音波ホーン)や目立て(ナール)部の仕様は、接合に寄与する重要な要素となります。
当社では、超音波金属接合に関するノウハウや接合試験結果等から、お客様の製品に最適な工具ホーンの提案をおこなっております。