接合可能な材質と異種材接合の注意点

POINT

材料硬度・融点・再結晶温度が目安

接合可能な材料として、一般的には亜鉛、鉛、錫をのぞく「非鉄金属」が適していると言われています。「非鉄金属」とは「鉄に非ず」、つまり「鉄以外」の金属をさします。

基本的には非鉄金属の接合が可能

超音波金属接合は固相接合に分類され、接合界面の酸化膜や表面層を破壊・除去し、同時に発生する摩擦熱により金属の塑性流動を促進します。このため、金属の接合適合性を評価する際には、材料の硬度、融点、再結晶温度などが重要な評価基準となります。

接合に適している材料は、銅、アルミ、ニッケル、金、銀、プラチナなどの非鉄金属となります。

材質と融点の表

板材のクラック対策例

超音波金属接合では、振動伝達によりワークにクラックが発生する可能性があります。発生要因は、材質や形状などさまざまですが、現象と対策の一例をご紹介します。

クラックの例と対処例の模式図

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